英会話と英語リーディングは車の両輪。☆ストーリーを音読することで、両方マスターできます。英会話学校で12年教え、現在「英語でリーディング専門 クローバー」講師 Andy のブログ☆






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Andy Tachibana

Author:Andy Tachibana
こんにちは!大久保で「英語リーディング専門 クローバー」というマンツーマン英語教室を開いているアンディ立花です。これから英会話をマスターしたい!英語もスラスラ読めるようになりたい!というあなたのために、必要なノウハウをすべてこのブログにまとめました。☆
Twitterは clover_reading です。



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Jの希望と失望
 
Jがめずらしくスーツ姿で学生ラウンジに登場した。
聞くとこれから面接があるという。
英語の先生のアルバイトをするつもりらしい。
「いい印象を与えたいからね。髪も短くしたよ。」
さわやかな笑顔で出かけていった。

 それからしばらくの間Jの姿を見かけなくなった。
どうしたのだろう。
気になってアパートを訪ねた。
いつもの音楽はかかっていなかった。
呼び鈴を鳴らすと、無精ひげのJが能面のような顔をして現れた。
「どうした、うかない顔して。女にでもふられたか。」

 「ダメだったよ。面接。」

 それから、Jは胸につかえているものを吐き出すように言った。

 「黒人は採らないって。」

 「えっ。」

「電話では是非来てくれって感じだったのに、会ったらこれだよ。」

「・・・」

英語でも日本語でも語るべき言葉をもっていなかった私は、ただ首を横にふった。
イギリスの小学校で肌が黄色いとからかわれたときのことが思い出された。

思いあたる節がないわけでもなかった。
Jとレストランに入ると他の同胞の客からあまり好意的でない視線を浴びることがあった。
でもそれは気のせいだと思っていた。
しかしJは私なんかよりもっと敏感に感じとっていたことだろう。


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